みなさんこんにちは、Kです。
今回は私が参加した研修についてお話しします。
「令和5年度兵庫県精神障害者地域移行促進人材養成研修」、
通称「ピアサポート研修」というもので昨夏より先日まで通算6日間の本格的な研修でした。
みなさんは「ピアサポーター」という言葉をご存知ですか?
ピアサポーターとは
「自身も精神疾患の経験を持ち、その経験を活かしながら、
他の精神疾患のある障害者の支援を行う人」のことをいいます。
そして、ピアサポーターが「Peer(仲間)」として、
積極的に地域活動に関与し「仲間同士で支え合う」活動を、広く「ピアサポート」といいます。
今回の研修は、ピアサポーターおよびピアサポートについて学び、
サポーターの養成を図ることによって、
精神障害者が、地域に円滑に移行できるように支援すること等を
目的として行われたものです。
「基礎研修」「専門研修」「フォローアップ研修」の各2回ずつ、全6回が実施されましたが、
どの研修も非常に中身が濃く、意義深いものでした。
参加者の方の中には、当事者のみならず、「支援員」「精神保健福祉士」「心理士」
の方など、多様な経歴を持った方々がいらっしゃって、交流を深めることができました。
研修のひとつの形態としてグループワークが多くありました。
研修者数人で班を編成して、参加者それぞれのこれまでの半生について共有したり、
具体的な事例について、みんなで意見を出し合って解決策を考えたりなど、座学だけではない、
「みんなで協力し合って物事の解決に取り組む」実践を行うことができました。
世の中には色々な障害を持った方がいらっしゃいます。
この国ではどんな人でも「自分らしく、のびのびと、笑顔を絶やさずに生きていけるように」と、
様々な職種によるサポートが試みられていると感じました。
それと同時に、残念ながらそのサポートが十分であるとはいえない現状も学びました。
今回の研修を通して、私も自分自身の障害について見つめなおすことができ、
「障害者当事者であるからこそできるサポート」について深く考えることもできました。
今後もこのような研修は全国各地で行われるようであり、
私Kも、可能な限り積極的に参加したいと思いました。
画像は今回の研修地となったHAT神戸の景色です。
海沿いで、潮風香る爽やかな活気のある地域でした。
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