障害者手帳(4)

精神障がい者割引 K

~朗報!来年JRが障がい者割引を導入!~

 みなさんこんにちは、Kです。

今回も「障害者手帳」取得により得られるメリットをご紹介したいと思います。


今回紹介するメリットは…

「一部」公共交通機関の割引です!

 電車やバスといった公共交通機関を利用する際に、手帳を提示する、

または各市町村から発行される「福祉乗車パス」を使うことで、

利用運賃を一部割引・免除してもらえる場合があるのです。



例えば私Kが在住している神戸市では、手帳所持者は「福祉乗車証(福祉パス)」を発行してもらえます。

この福祉パスを使えば、神戸市バスや神戸市内を運行する民営バス、神戸市営地下鉄等を

無料で利用することができます。

  「神戸市 福祉パス」などで検索されると、さらに詳細がわかります。


私もこの福祉パスを使って毎日通勤しており、経済的にとても助かっています。

同様の乗車証の制度が、兵庫県内では姫路市、尼崎市、明石市、伊丹市等で設けられています。


しかし…残念なことに、この「公共交通機関の割引」にはいくつか落とし穴があります。

①「地域差がある」

 先ほども言ったように、福祉パスによって経済的負担がかなり軽くなり、その恩恵は

とても大きいと感じています。

しかし、全ての都道府県、市町村でこの制度が設けられているわけではなく、

兵庫県内においても同制度が設けられているのは全市町村の半分以下にとどまっています。

そのため、同じ障害者手帳所持者でも、地域によってこの恩恵を受けられる人と、

そうでない人との差異が生じてしまっています。

②「障害者手帳の種類・等級による差異がある」

 「障害者手帳」といっても「身体障害者手帳」「療育手帳(知的障害者手帳)」

そして「精神障害者保健福祉手帳」にわかれます。

しかし、全ての手帳所持者に等しく割引が適用されるわけではありません。

特に「身体障害者手帳」「療育手帳」所持者には割引適用があるが、

「精神障害者保健福祉手帳」所持者には割引適用がないという公共交通機関が

少なくないです…。



ところが、ここで朗報です!!

JRグループが「2025年4月1日から精神障害者割引制度を導入する」と発表したのです!

これにより「精神障害者保健福祉手帳」を所有する人は、普通乗車券につき5割の割引が受けられます。

もっとも、手帳を持っている人が一人で利用する場合は、片道の営業キロが100kmを超える場合に限るため、

日常的な通勤通学などではなく、遠方への旅行の際などに利用できる機会が多いかと思われます。

少しずつでも、手帳所持者への助成制度が拡大していることは、

とてもありがたいと思う一方で、やはりまだ不十分なのかなとも感じます。



「障害者総合支援法」を設け、「福祉国家ニッポン」を謳うのであれば、

国がもっと積極的に支援をして、より充実した助成制度を設けて欲しいなぁ…。

と、いち障害者として思いました。

 とにもかくにも、「一部」であっても、「公共交通機関の割引適用」があることは、

「障害者手帳取得のメリット」ですね。

 他にもメリットはまだまだたくさんあります。

興味を持たれた方は、ぜひご自身で、お調べ頂くとよいでしょう。

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