<アァ!!! 窓ノムコウニィ!!! 鹿GAAAAAAAAA!!!!! 〜親娘奈良旅2024〜>
利用者のwachico.(わちこ)です。
先日、時の記念日と明石私立天文科学館についての雑談ブログを投稿したばかりですが、今回も雑談です。ほ、本編(おつまみでざいん。)のほうもちゃんと準備中ですのでそれはまた月末に……!
※前回の雑談ブログはこちら↓
でもって。実はそのまた前日にあたる、6月2度目の土日。親娘はるばる奈良まで一泊旅行へ行っておりました。思い返せば何たる強行スケジュール。お陰でまだ足が悲鳴を上げている気がしな、くもない…(笑)
ということで今回はお写真多めで、ちょっとした旅行記をば!
【橿原神宮】
早朝に自宅を出て電車を乗り継ぎ、奈良に到着。まずは建国の聖地と言われる「橿原神宮」へ。
日本書紀において天照大神の子孫である、神日本磐余彦火火出見天皇(後の神武天皇)は豊かで平和な国づくりをめざして、九州高千穂の宮から東へと向かいます。
道中想像を絶する苦難を乗り越え、畝傍山東南の麓に橿原宮を創建されました。これが橿原神宮のはじまりです。
神武天皇が第一代天皇として即位されたのは紀元元年。今からおよそ2,680余年も昔のことになります。
何だか清々しく静謐さに包まれた、歴史の重みを感じる場所でした。
お守りと御朱印もしっかり頂きまして、次は飛鳥寺へ。
【飛鳥寺】
橿原神宮前駅に戻り、続いてはバスに揺られて「飛鳥寺」へ。
飛鳥寺は594年(推古4年)に蘇我馬子によって建てられた、日本最初の本格的な大寺院です。年代のわかる現存の仏像では日本最古と言われる「飛鳥大仏」が有名。参拝すると、お寺と大仏の歴史について丁寧に解説してもらえます。
撮影もOKとのことでしたので、少し撮らせていただきました。仏様を撮る時は自然と背筋がピンとしてしまいますね。何となく見る方向によって表情が違うような気がします。皆さんにはどんな表情に見えますか?
【奈良ホテル】
それではこの旅の本題、「奈良ホテル」にいざ宿泊!
100年を優に超える歴史を持ち、和洋折衷の美しい佇まいと丁寧な接客サービスで「関西の迎賓館」とも称される奈良ホテル。文字通り、国賓・皇族の宿泊する迎賓館に準ずる施設でもあります。
旧くから天皇家御用達の宿であることは言うまでもなく。これまで訪れた著名人を挙げればアインシュタイン、チャールズ・チャップリン、オードリー・ヘップバーンと枚挙にいとまがありません! ひょえぇぇ!!
宿泊したのは旧館・1階の一室。やわらかい木のにおいと高めの天井がとてもよきです。名に違わぬ最高級のおもてなし、歴史あるレトロモダン建築をこれでもかと浴びられます。もう何も言えねぇ。語彙力が足りない。
「窓の外に鹿さんがいらっしゃることもありますよ」と、さも当たり前の事のように語るホテルスタッフさん。さわやかな笑顔が素敵。素敵なんですけど……でもそんなことある?
ですが明くる日、早朝。ふとカーテンを開けてみるとそこには……
……いるううぅぅぅぅぅぅ!?!?!?
すごく普通にいらっしゃる!!!!! 急に異世界感がすごい。
そして一番のお楽しみは朝食、奈良茶粥! 「茶粥」とはその名の通りお茶(緑茶や煎茶・ほうじ茶など)で炊いた、サラサラした感じのお粥のこと。調べたところ、奈良だけでなく和歌山の郷土料理でもあるみたいですね。
一説によると、奈良大仏を作るため沢山の人手が必要だった頃、少ないお米で作れる腹持ちのいい食事として作られたのがそのはじまりだとか。
これがですね、まあ、ほんとに、あの、なんていうか……美味しすぎて美味しいのか分からなくなるくらい美味しいって言えば伝わります? 届けこの想い。こんなん毎日食べてたら私、人間じゃいられなくなっちまうよ……全人類食べるべき…。
【空海展(奈良国立博物館)】
最後は奈良国立博物館にて開催していた特別展『空海 KŪKAI ― 密教のルーツとマンダラ世界』へ。
空海の生誕1250年を記念して、奈良国立博物館の総力を挙げた展覧会、ということで、空海が追い求めた「密教」の成り立ちや教え、貴重な仏像や仏画・曼荼羅などをかなり近くでじっくり見ることができました。
「曼荼羅」は、密教の経典に基づいて主尊(仏様)を中心に諸仏諸尊の集会する楼閣を模式的に示した絵です。その色鮮やかで緻密な描画から、仏教美術にしてはやけに派手な印象。仏教には慎ましいイメージがあるけど…?
というのも、密教には「(密教・仏様の)教えは奥深く、とても言葉(お経や説法)だけではそのすべてを伝えられない。だから分かりやすい絵や図にして人々に伝えよう」という考え方がありました。そのため曼荼羅をはじめとした仏教美術を用い、民衆に教えを説いたそうです。
つまり現代風に言うなら「仏教界のPowerPoint」ですかね? ただ芸術的なだけじゃなく、機能性も併せ持つ曼荼羅。民衆ウケする華やかさにも納得です!
※障害者手帳をお持ちの場合、本人と付添い1名が入館無料となります。
【まとめ】
以上、奈良旅行記でした。子供の頃は東大寺とか、騒がしくて人疲れするところばかりだったのと、義務教育時代の学校行事でいい思い出が一切ない(むしろトラウマ)ためちょっと行くの躊躇ったんですが、来てよかった。すごくよかった。好き勝手ゆっくりできるの最高でした。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
それでは、またの機会に!
2024.6.21
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